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「アクティブラーニングを全学的に展開するための研修会」報告

大学の教育改革が全国的に展開されていますが、その中核を占めるものとして「アクティブラーニング」の導入があります。本学でもその全学的な取組が始まり、「きっちょむフォーラム2014」では、アクティブラーニングのキックオフ研修会が開催されました。また、シラバスについては各授業でのアクティブラーニングへの取組を記載するよう新たな項目が加わりました。このように徐々にではありますがアクティブラーニングへの対応が広がりつつありますが、その一方では、「アクティブラーニングとはなんぞや」の声も少なくありません。そこで、大分大学が進めている「大学改革を加速させるための人づくりプロジェクト」の一環として、アクティブラーニングに関する研修会を下記の要領で開催しました。 今回はアクティブラーニングについての全国調査を実施した河合塾より講師をお招きして、日本の大学での動向や実際の授業の作り方、進め方についての研修会を開催しました。
 概要は以下のとおりです。

[講演会の概要]

   テーマ:「アクティブラーニングを全学的に展開するための研修会」
   日 時:平成27年3月24日(火)13時から16時
   場 所:旦野原キャンパス教養教育棟23号教室
   講 師:成田 秀夫 氏(河合塾 研究開発職・講師
       野吾 教行 氏(河合塾 教育研究部)

[内容]

 最初に、高等教育開発センター長山下茂氏より、開会の辞として、全国のアクティブラーニングへの取組に関して、研究会等へ参加しての印象とその必要性が伝えられました。 次に、望月聡副学長より挨拶があり、本学でのアクティブラーニングへの今後の取組、将来に向けての展望等のお話がありました。講師の紹介のあと、講演が始まりました。

 第1部 成田秀夫氏より
  1.社会の変化とアクティブラーニング
  2.学びを深めるアクティブラーニング
  3.今日からできるアクティブラーニング型授業

 第2部 野吾教行氏より
  1.河合塾の大学教育力調査について
  2.アクティブラーニングについて
  3.2012年度 大学のアクティブラーニング調査 -質問紙調査から見えてきたこと?
  4.実地調査からの事例紹介と提言

 今回の研修では、具体的なシラバスや教材作成のためのワークショップまでは届きませんでしたので、次回の研修会への課題としました。参加者からは、アクティブラーニングについての理解が深まったと好評でした。今回は予定人員どおりの25名の参加がありました。ご参加下さいました先生方にはお礼申し上げます。
 アクティブラーニングに関しては、今後も講演会、研修会を開催しますので多数の教職員の参加を期待しています。
[参加者]
  教育福祉科学部 ・・・ 6名
  経済学部   ・・・・ 6名
  医学部    ・・・・ 2名
  工学部    ・・・・ 6名
  その他の機関  ・・・ 5名
               計25名

(文責)牧野治敏

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