第36回ひるFD 動画配信を活用した教育活動のヒント
以下の日程で、ひるFDを実施しました。
[講演会の概要]
テーマ: 動画配信を活用した教育活動のヒント
~富士ゼロックス「MediaDEPO」のデモを通して~
担 当: 末本 哲雄(高等教育開発センター)
日 時: 2014年9月26日(金)14:00~15:00
場 所: 高等教育開発センター室1(旦野原キャンパス教養教育棟2階)
[案内文]
毎週火曜日の昼休みに30分程度で可能な授業改善ネタを提供しています。
興味ある方はお気軽にお立ち寄り下さい。
[内容]
教室内での教材提示や教室外でのビデオ学習など、
教育現場でのビデオ活用が当たり前の時代となっています。
この流れを受け、各メーカーが様々な工夫を凝らし、
手軽で多機能なコンテンツ作成・配信機器を制作しています。
今回のひるFDでは、その一例として、富士ゼロックス「MediaDEPO」を紹介し、
先生方により効果的な授業展開を考えていただく機会とします。
なお、当日は富士ゼロックス担当者様に
実機のデモと機能・利用シーンの紹介をしていただきます。
[参考]
・MediaDEPO( Webページ , カタログ(PDF) )
[対象]
・動画を活用した授業に関心ある教員
・PowerPointスライドとビデオを同期した講義コンテンツに関心のある教員
[参加者]
・経済学部…1名
・工学部…1名
・高等教育開発センター…1名
[報告]
今回の話題としては教育現場における動画活用の1つだけを予定していたのですが、
富士ゼロックスさんのご厚意で追加的に2部構成となりました。
第1部で「MediaDEPO」を使った反転事例(山梨大学ほか)や
実際の操作画面を示しながら特徴的な機能(動画配信・管理・検索・コンテンツ作成・
テスト/資料配布など)の紹介をしていただきました。
動画の一覧性にすぐれているだけでなく、マウスオンだけで時間に対応したサムネイル画像の
表示が変わったり、自分が見ていない時間帯の色分け、動画内に”ふせん”を張り付けられる
などの支援機能が充実しており、システム面での工夫と進歩を感じました。
MediaDEPOの紹介の後、反転授業の実施や授業展開の変化に関するアイディアについて
意見交換しました。
第2部では「授業支援ボックス」の機能と実際の利用事例を紹介していただきました。
これまでクリッカーを使った出席データとそれに関連づけた自由記述(主に計算過程や
結果の提出)に取り組んでいた先生は、授業支援ボックスの活用によって
回収や読み取り、データ管理の手間を大きく減少させることに可能性を感じたそうです。
教育に対する支援技術が新しくなっていく中、我々も効果の見込みがあるものは
積極的に取り入れ、活用していく必要があるでしょう。
今後も情報の提示や意見交換の場を設けていきたいと思います。
(文責)末本 哲雄