第26回ひるFD「MOOCと新しい学士課程教育へのインパクト」を紹介する
以下の日程で、ひるFDを実施しました。
[講演会の概要]
テーマ: 講演「MOOCと新しい学士課程教育へのインパクト」を紹介する
~「学生主体の新しい学士過程の創成」出張報告1~
担 当: 末本 哲雄(高等教育開発センター)
日 時: 2014年5月13日(水)12:20~13:00
場 所: 会議室1(旦野原キャンパス教養教育棟2階)
[案内文]
毎週火曜日の昼休みに30分程度で可能な授業改善ネタを提供しています。
興味ある方はお気軽にお立ち寄り下さい。
[内容]
2014年3月20日にお茶の水女子大学で開催されたシンポジウム
「学生主体の新しい学士課程の創生」から
飯吉透先生(京都大学)の講演を紹介します。
MOOCそのものの説明ではなく、
MOOCが高等教育に与えるインパクトに焦点を当てています。
[対象]
・MOOCに関心のある教職員
・オンラインの授業がもたらすインパクトに関心のある教員
[参加者]
・経済学部…1名
・高等教育開発センター…1名
[報告]
本学でも、希望する先生の授業で講義ビデオをWeb配信していますが、
ほとんどが受講生限定で、欠席者対応や復習の機会にとどまっています。
しかし、既にMOOCのような教育形態が出回ると、
単なる講義のリサイクルではなく、
学修成果をさらに上げる手段として捉え直さなければなりません。
大学の価値や学習履歴についての考え方も同様です。
次の高等教育の在り方に向けて、
我々はどのように準備をしていけばよいのでしょうか。
また、本学ではMOOCのような授業形態と
どのように関わって行くべきでしょうか。
講演をもとに、参加者で少し将来の在り方について議論しました。
また、遠隔地にいる受講生の特定にも議論が及びました。
現状のeラーニングでも同様な課題がありますが、
MOOCなどで得た学習履歴が社会的に有用と見られるには、
本人とひもづいた能力の把握が重要になってきます。
今後の方法論の開発にも期待していきたいと思います。
(文責)末本 哲雄