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FDワークショップ「教師のための明快発音トレーニング」報告

FD講習会「教師のための明快発音トレーニング」ワークショップが、平成19年12月20日(木)に実施されました。本講習会の目的は、授業の基礎となる「聞き取りやすい発音、音声、わかりやすい話し方」について、話し方のプロであるアナウンサーを講師に迎え、実地に訓練することにあります。

 このFD講習会は、本センターの公募に応じた教員の提案による企画で、昨年度に引き続いて実施されました。講習会は元OBSアナウンサーで、本学の非常勤講師でもある、千綾奉文氏を講師に迎え、18時20分よりSCS室(教養教育棟2階)を会場として始まりました。

 講習会の前半は、主に講義で進められました。分かりやすい話し方のために必要な話し手の心構え、声を出すための器官の構造とそれをふまえた訓練方法、マイクの使い方等、実演を示しながらの分かりやすい説明でした。

 

 

 後半は実地の練習でした。受講生全員で滑舌法(いわゆる口の体操)を繰り返した後、個別指導により一人ずつ実地に演習しました。受講生はみんなの前に出て、授業の導入部分を想定した説明、あるいは朗読により、約10分間、声を出しました。

 教員という職業柄、大勢の前で声を出すことに慣れているつもりでも、講義の内容をふまえてきちんと話すことは難しいようで、なかなか思うように声が出せませんでした。しかし、講師のアドバイスを聞きながら発声を繰り返す事によって、だんだんと通る声が出るようになり、また、話し方も聞き取りやすくなっていく過程が、お互いによく分かりました。間の取り方や、低い声を使うように意識すること、ゆっくり話すことの大切を再認識させられた講習会でした。

 今回のFDワークショップは、年度末であること、大学入試センター試験の説明会と日程が重なったこと等により7人という少人数での実施でしたが、挾間キャンパスからの参加もあり、十分な意見交換と個に応じた指導が行われ、有意義な講習会となりました。

[参考]案内ページ

(文責)牧野 治敏
    尾澤 重知

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